5/18
2016年5月23日 Magic: The Gathering コメント (1)このブログでは初めまして。語りです。
5/18の活動報告の担当になったはいいものの、当日諸々の関係で終盤からの参加だっため、活動に関して特に書けることが無いという始末。
その代わりといってはなんですが、メンバーの何人かに使ってみたいと言われたオリジナルのスゥルタイミッドレンジについて解説をします。
PT SOI後に新しいデッキを模索していた際、《過ぎ去った季節/Seasons Past》 をサイドに採ったBG系のミッドレンジに可能性を感じて調整を開始。
ひとまず、《ウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwald》から《龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka》をサーチして安全に季節を巡らせるアブザンミッドレンジを組むも、引きムラが激しく、またトップメタのGWトークンに特別強い訳でもなかった為すぐさま解体の運びに。
そんな矢先にオーウェンがスゥルタイミッドレンジでMOCS二位入賞との報が。
(参考:http://www.channelfireball.com/articles/2nd-with-sultai-midrange-in-the-mocs/)
早速コピーして回してみたものの、とにかく《衰滅/Languish》が撃ちづらいリストで、無色を濃くして事故のリスクを上げてまで投入された《難題の予見者/Thought-Knot Seer》がそもそも強くないという残念な感想を抱く結果に。
しかしながら、BGtUCというカラーリング自体は、デッキの潤滑剤である《ウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwald》の昂揚達成時効果を最も効果的に使えると感じたため、《難題の予見者/Thought-Knot Seer》の枠を《現実を砕くもの/Reality Smasher》に換えて、しっかり殴り切れる構成を試してみることに。
するとこれが強いのなんの。とにかく《現実を砕くもの/Reality Smasher》が環境に合っており、こいつが4回殴って勝ってしまう展開もしばしば。
仮に除去されたとしても《ウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwald》と《闇の誓願/Dark Petition》おかげで何度でもおかわりができるため、ゲーム展開を早めて引き分けを回避するという意味でも《現実を砕くもの/Reality Smasher》の投入はマストだったかなという印象。
序盤のアクションが弱い・昂揚が達成しづらい・引きムラが激しいといった課題は、青をやや濃くして《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》を加えることでそっくりそのまま解決。デッキ全体もかなり締まったものに。
そして出来上がったリストがこちら。
長くなりすぎてもあれなので、以下に簡単な採用理由を記して終わりにしたいと思います。
《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》
《現実を砕くもの/Reality Smasher》で4回殴って勝つというゲームプランを支える一枚。
ダメージレースを仕掛けてきた相手を出し抜くことができる上、採用しているクリーチャーがどれも強いため中々腐ることがありません。
不足しがちなインスタントカウントを増やして昂揚達成に貢献できる点も地味ながら嬉しいですね。
《骨読み/Read the Bones》と《苦い真理/Painful Truths》
このデッキのはダメランが多い関係上《苦い真理/Painful Truths》は4点ペイで唱えることが多くなります。
いくら《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》や《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》といったライフ回復の手段を有しているとはいえ、そうバカスカ連打できるライフロスではないため《骨読み/Read the Bones》と《苦い真理/Painful Truths》を一枚ずつ採用するに落ち着きました。
また、《闇の誓願/Dark Petition》から浮いたマナをドローに充てる際に《骨読み/Read the Bones》の方が優位であるという細かいデッキ事情も関係しています。
サイドの《精神背信/Transgress the Mind》
本来なら《闇の誓願/Dark Petition》からのユーティリーティーとして《無限の抹消/Infinite Obliteration》が優先される枠ですが、最近のランプは《世界を壊すもの/World Breaker》を抜いただけでは勝たせてくれません。
それどころか、こちらが除去を減らしたところに繰り出される《不屈の追跡者/Tireless Tracker》が存外ヤバく、そこを未然に処理でき、かつ重いところにも対応できる《精神背信/Transgress the Mind》の方が効果的な場面は多いはずです。
《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
主に対グリクシス、対エスパー枠。
コントロールを相手取る場合は、腐りがちな除去を減らして後述の《深海の主、キオーラ/Kiora, Master of the Depths》と併せてアドバンテージを稼ぎにいき、最終的に《過ぎ去った季節/Seasons Past》 を唱えて相手を投了させることを目指します。
《深海の主、キオーラ/Kiora, Master of the Depths》
アドバンテージのエンジンとして投入することが多いカードですが、対ナヤでは《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger》からクリーチャーを守ってビートダウンを完遂するために投入します。
コントロール相手には除去を減らすことになるため昂揚達成が遅くなりがちですが、そのような場合でも、このカードのマイナス能力の存在がデッキのコンセプトを引き締めてくれていますね。
この形になってからの戦績は15-3。
環境に不利なデッキが存在しないため、勝手に環境のソリューションだと思っているデッキです。良かったら是非回して感想をお聞かせください。
語り
というわけで今週は4回生の語り(@caml__loop )さんに記事をお願いしました。
先週の分がないのはみっどれんじ(@okayayuya)が頼んでたのにくれなかったからです(
きっと来週こそは彼がちゃんと書いてくれることでしょう...
次回の活動日は5/25(水)、BKCキャンパス、アクロスウイング内学習室1にて18時より行います。
途中参加、上回生の方の参加も歓迎しています。
参加希望の方はこの日記のコメント欄、またはTwitterの方にリプライ/DMください。
5/18の活動報告の担当になったはいいものの、当日諸々の関係で終盤からの参加だっため、活動に関して特に書けることが無いという始末。
その代わりといってはなんですが、メンバーの何人かに使ってみたいと言われたオリジナルのスゥルタイミッドレンジについて解説をします。
PT SOI後に新しいデッキを模索していた際、《過ぎ去った季節/Seasons Past》 をサイドに採ったBG系のミッドレンジに可能性を感じて調整を開始。
ひとまず、《ウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwald》から《龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka》をサーチして安全に季節を巡らせるアブザンミッドレンジを組むも、引きムラが激しく、またトップメタのGWトークンに特別強い訳でもなかった為すぐさま解体の運びに。
そんな矢先にオーウェンがスゥルタイミッドレンジでMOCS二位入賞との報が。
(参考:http://www.channelfireball.com/articles/2nd-with-sultai-midrange-in-the-mocs/)
早速コピーして回してみたものの、とにかく《衰滅/Languish》が撃ちづらいリストで、無色を濃くして事故のリスクを上げてまで投入された《難題の予見者/Thought-Knot Seer》がそもそも強くないという残念な感想を抱く結果に。
しかしながら、BGtUCというカラーリング自体は、デッキの潤滑剤である《ウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwald》の昂揚達成時効果を最も効果的に使えると感じたため、《難題の予見者/Thought-Knot Seer》の枠を《現実を砕くもの/Reality Smasher》に換えて、しっかり殴り切れる構成を試してみることに。
するとこれが強いのなんの。とにかく《現実を砕くもの/Reality Smasher》が環境に合っており、こいつが4回殴って勝ってしまう展開もしばしば。
仮に除去されたとしても《ウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwald》と《闇の誓願/Dark Petition》おかげで何度でもおかわりができるため、ゲーム展開を早めて引き分けを回避するという意味でも《現実を砕くもの/Reality Smasher》の投入はマストだったかなという印象。
序盤のアクションが弱い・昂揚が達成しづらい・引きムラが激しいといった課題は、青をやや濃くして《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》を加えることでそっくりそのまま解決。デッキ全体もかなり締まったものに。
そして出来上がったリストがこちら。
スゥルタイミッドレンジ
クリーチャー16枚
4:《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
4:《森の代言者/Sylvan Advocate》
1:《巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer》
2:《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》
3:《現実を砕くもの/Reality Smasher》
1:《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
スペル15枚
3:《ウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwald》
2:《究極の価格/Ultimate Price》
2:《精神背信/Transgress the Mind》
3:《闇の掌握/Grasp of Darkness》
1:《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》
1:《骨読み/Read the Bones》
1:《苦い真理/Painful Truths》
2:《破滅の道/Ruinous Path》
2:《衰滅/Languish》
2:《闇の誓願/Dark Petition》
1:《シルムガルの命令/Silumgar’s Command》
土地:25枚
4:《進化する未開地/Evolving Wilds》
3:《森/Forest》
3:《沼/Swamp》
1:《島/Island》
1:《荒地/Wastes》
3:《窪み渓谷/Sunken Hollow》
4:《風切る泥沼/Hissing Quagmire》
4:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2:《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
サイドボード:15
2:《死の重み/Dead Weight》
2:《強迫/Duress》
2:《否認/Negate》
1:《精神背信/Transgress the Mind》
1:《餌食/To the Slaughter》
1:《悪性の疫病/Virulent Plague》
2:《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
1:《深海の主、キオーラ/Kiora, Master of the Depths》
1:《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》
1:《過ぎ去った季節/Seasons Past》
1:《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar
長くなりすぎてもあれなので、以下に簡単な採用理由を記して終わりにしたいと思います。
《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》
《現実を砕くもの/Reality Smasher》で4回殴って勝つというゲームプランを支える一枚。
ダメージレースを仕掛けてきた相手を出し抜くことができる上、採用しているクリーチャーがどれも強いため中々腐ることがありません。
不足しがちなインスタントカウントを増やして昂揚達成に貢献できる点も地味ながら嬉しいですね。
《骨読み/Read the Bones》と《苦い真理/Painful Truths》
このデッキのはダメランが多い関係上《苦い真理/Painful Truths》は4点ペイで唱えることが多くなります。
いくら《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》や《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》といったライフ回復の手段を有しているとはいえ、そうバカスカ連打できるライフロスではないため《骨読み/Read the Bones》と《苦い真理/Painful Truths》を一枚ずつ採用するに落ち着きました。
また、《闇の誓願/Dark Petition》から浮いたマナをドローに充てる際に《骨読み/Read the Bones》の方が優位であるという細かいデッキ事情も関係しています。
サイドの《精神背信/Transgress the Mind》
本来なら《闇の誓願/Dark Petition》からのユーティリーティーとして《無限の抹消/Infinite Obliteration》が優先される枠ですが、最近のランプは《世界を壊すもの/World Breaker》を抜いただけでは勝たせてくれません。
それどころか、こちらが除去を減らしたところに繰り出される《不屈の追跡者/Tireless Tracker》が存外ヤバく、そこを未然に処理でき、かつ重いところにも対応できる《精神背信/Transgress the Mind》の方が効果的な場面は多いはずです。
《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
主に対グリクシス、対エスパー枠。
コントロールを相手取る場合は、腐りがちな除去を減らして後述の《深海の主、キオーラ/Kiora, Master of the Depths》と併せてアドバンテージを稼ぎにいき、最終的に《過ぎ去った季節/Seasons Past》 を唱えて相手を投了させることを目指します。
《深海の主、キオーラ/Kiora, Master of the Depths》
アドバンテージのエンジンとして投入することが多いカードですが、対ナヤでは《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger》からクリーチャーを守ってビートダウンを完遂するために投入します。
コントロール相手には除去を減らすことになるため昂揚達成が遅くなりがちですが、そのような場合でも、このカードのマイナス能力の存在がデッキのコンセプトを引き締めてくれていますね。
この形になってからの戦績は15-3。
環境に不利なデッキが存在しないため、勝手に環境のソリューションだと思っているデッキです。良かったら是非回して感想をお聞かせください。
語り
というわけで今週は4回生の語り(@caml__loop )さんに記事をお願いしました。
先週の分がないのはみっどれんじ(@okayayuya)が頼んでたのにくれなかったからです(
きっと来週こそは彼がちゃんと書いてくれることでしょう...
次回の活動日は5/25(水)、BKCキャンパス、アクロスウイング内学習室1にて18時より行います。
途中参加、上回生の方の参加も歓迎しています。
参加希望の方はこの日記のコメント欄、またはTwitterの方にリプライ/DMください。
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